他人の星

déraciné

2019-08-29から1日間の記事一覧

『沈黙―サイレンス―』―映画と、原作の両方から (6)

「美しいものを愛する」ということ ロドリゴ神父にとって、キリストは、「自分の生涯の中で最も美しいと思ってきたもの」であり、最も聖らかと信じたもの」であり、「最も人間の理想と夢にみたされたもの」でした。 太宰治は、『駆込み訴え』で、裏切り者の…