他人の星

déraciné

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アーサー.C.クラーク 『幼年期の終わり』(1)―ヒトの戦争好きは、ヒトの幼きゆえなのか―

昨年8月、NHK・Eテレの『100分で名著』、ロジェ・カイヨワの『戦争論』が取り上げられたとき、指南役の西谷修氏は、「現代(いま)は、冷凍庫の中で戦争しているようなもの」、と言いました。 私は、なんてうまい表現だろう、と思いました。 あるいは、…

日暮らし

でこぼこした 熱い アスファルト とおり雨が 残した 気まぐれな 水たまり 泥水の 上にも まぶしい 太陽が 反射して 直視 することは できない ヒグラシが 鳴く 晩夏の 夕暮れ 落ちくぼんだ 道端に からからに なって 上向いた ブローチみたいに 完璧な セミ…

ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』(6)―なぜ人は、“人間らしさ”=優しさやあたたかさ、思いやりだと思うのか?

人間は、そんなにいいものか? 「いったいみなさんは、人間の本性に利己主義的な悪が関与していることを否定する義務を感じなければならぬほど、上司や同僚から親切にされたり、敵に義侠心を見出したり、周囲からねたまれずにいたりしているのでしょうか。」…