2019-02-23 神 詩 偶然に 偶然を 積み木のように重ね 生まれて 生きる 自意識をもった 物体を どんな言葉で讃えようと どんな言葉で貶めようと いずれ 等しく 流れ去る 時の砂 存在したかどうかなど 神でさえも きっと 知りはしない おかしなものだ 人智を越えた存在を 人は 神と呼ぶ なのに人は 神へ向かって 人智を叫ぶ おかしなものだ 人智を越えた存在に 人智など 届くはずも ないのに