その少年は いつも 膝を抱え 戸口に 座っている 中は まばゆいばかりの 光に 満ちている というのに 彼は 決して 入ろうとしない 「なぜ」 と 問うと 彼は 言う 「幸せは いつも こうして 待っているときが いちばん 幸せ だから」 と その 老人は いつも 目…
マッチ 一本 擦って ぼくは 一本の 缶コーヒーの 夢を 見る ジハンキ から 出たての 熱い缶を 握りしめれば 冷たい指先が じん とする そう ここが いつもの ぼくの 場所 あの 幸せな マッチ売りの少女は 星みたいに光る クリスマス・ツリーに 豪華な ごちそ…
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