ふいに
飛び込んできて
胸ぐらを つかんだ
あの 風は
本当は
どこへ
行きたかったのか
ふいに
舞い込んできて
靴の下で 息絶えた
あの 花びらは
本当は
どこで
死にたかったのか
「トゲ」 と 「輝き」は
いつも 同時
さびしさの なれのはて
それが
「かなしい」 ということだ と
いつの間に 忘れたか
永遠に
夕陽の沈まない 国へ
行けたなら
すべての 現実は
夢に
すべての 夢は
現実に
変わって くれるのだろうか
本当に